こんにちは。おもくらです。
筆者は魚のバイヤーの仕事をやっておりまして、そのせいで日常的に魚の在庫が冷凍庫や冷蔵庫に溢れています。
1kgくらい一気にまとめ買いするしらす干しなんかは特に余りがち。

スーパーで安いときに買っておいてそのまま眠っている、なんて方もいらっしゃると思います。
そのまま食べてももちろん美味しいのですが、さすがに飽きるし、おつまみとしてはちょっと弱いので別の食べ方を考えてみました。
今回のレシピを知れば、しらす干しが余った時に様々な応用ができると思います。
最近しらすが不漁のため高値になっています。余ったしらす干しは残さず食べましょう!
しらす干し余り物おつまみの材料
- 冷凍または冷蔵状態のしらす干し(釜揚げしらすではうまくいかない可能性があります) 150g
- ごま油(風味は異なりますがサラダ油やオリーブオイルでも構いません) 大さじ1
- 醤油 小さじ2
- 砂糖 大さじ1
使用するしらすの注意点
しらすは乾燥させる度合いによって、生に近いものから「生しらす」「釜揚げしらす」「しらす干し」「ちりめんじゃこ(カチリ)」のように分類されます。
このうち生しらすや釜揚げしらすは水分量が多く、このレシピでは美味しくできない場合があります。
スーパーで買った解凍状態の釜揚げしらすが余ってしまった場合は、冷蔵で保存してできるだけ早く食べることをおすすめします。
このレシピでは冷凍のしらす干しを使用する場合、解凍する必要はありません。冷凍状態のまま使用してください。
「しらす」は関東と関西で違う!?
ちなみに、単にしらすというと関東では釜揚げしらすを思い浮かべますが、関西でスタンダードなしらすはちりめんじゃこ(カチリ)です。
水産物は関東と関西で好みの違いがあるので、旅行先のスーパーでいろんな発見があって面白いですね。
しらすのランクは色とサイズ

ひとくちにしらすといっても、価格もランクもさまざまです。
基本的にしらすは1匹のサイズが小さく、大きさのばらつきが少なく、不純物(いわし以外の魚やゴミなど)が少なく、色が白いものが高値で取引される高級品となります。
やはり価格の高いしらすのほうが味も良いです。サイズが大きいものは苦味があることがあります。豆知識として押さえておきましょう。
ちなみに今回使用したしらすはグレードが低めです。庶民的なスーパーで販売されるくらいの品質ですね。
しらす干し余り物おつまみの作り方
閑話休題、余ったしらす干しおつまみの作り方です。
フライパンに油を引く
フライパンに大さじ1程度の油をひいて全体になじませます。
ごま油を使うと香ばしくて美味しいですが、サラダ油でもまったく問題ありません。
しらす干しを投入して中火で炒める

しらす干しをフライパンに投入して中火で炒めます。
水分を飛ばすため、なるべくフライパン上で広げて炒めるといい感じです。
鉄フライパンだとくっついてしまって難しいかもしれません。テフロン加工のものをおすすめします。
きつね色になったら調味料を加える

たいだい5分くらい炒めていると、だんだんしらすがきつね色になってくると思います。
この状態で少し味見をしてみて、好みの食感(ちりめんじゃことスナックの間のようなサクッとしっとりした食感)になったら醤油と砂糖を加えます。
砂糖と醤油を入れるとこのあたりから焦げやすくなってきますので、弱火に調整してもよいでしょう。
水分が飛んだらできあがり

調味料の水分が飛んだらできあがり。
ごまを振ったり海苔をちらしたりするとさらに食べやすくなるでしょう。そのままでもご飯のおかずにもなります。
水分を飛ばしている分、ふつうのしらす干しよりも日持ちするようになります。
冷蔵庫で保存して、おおむね1週間くらいで食べ切るようにしましょう。
以上、余ったしらす干しのレシピでした。
おもくらでは過去の記事でお魚レシピや珍しい魚の紹介をしています。
是非ご覧ください。



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