この記事では、全国で急速に広がっている電子図書館の使い方やメリット・デメリットを紹介します。
無料で高品質な図書が読み放題なので、とくにiPadなどのタブレットを持っている人は絶対に使うべきです。通勤や通学の快適度が爆上がりします!
情強に朗報!電子図書館の時代到来
まだ知らない人は驚くかもしれませんが、電子図書館(図書館による電子書籍サービス)が今、急速に広まっています。今日はその魅力と、iPadとの組み合わせでの利用体験についてお話しします。また、私の住む川崎市のかわさき電子図書館の利用方法をお伝えします。
そもそも電子図書館とは、インターネットを使って電子書籍(デジタルデータによる出版物)を借りられるサービスを指します。
以下のサイトから電子図書館を実施している図書館を確認することができます。お住まいの市町村が対応しているか確認しましょう。
https://aebs.or.jp/Electronic_library_introduction_record.html
「借りる」も「返す」もインターネットで。あの辛かった日々にさよなら
インターネットを利用するので実際に図書館に行く必要はありません。ずぶ濡れになりそうな大雨の日にわざわざわざわざ本を借りに行かなくていいし、吹き飛ばされそうな台風の日にわざわざ本を返しに行く必要もありません。
私は髪を切りに美容室に予約して行ったり、治療するために病院に予約して行くなど、やりたくないけど予約されている予定というものがとにかく嫌いです。社会不適合者といえます。図書館の本を返すことなどはまさにその代表です。
電子図書館ならスマホでも、iPadのようなタブレットでも、PCでも本を借りることができます。PCで借りてスマホで閲覧、というのももちろん可能です。
TSUTAYAやゲオでのDVDレンタルが急速に動画配信サービスにとって変わったように、図書館での本の借り方もオンラインに変わっていくのかもしれません。
かわさき電子図書館とは?
かわさき電子図書館は、神奈川県川崎市が提供する電子図書館です。約5000冊もの書籍をデジタル化し、インターネット経由でいつでも、どこでも利用できるようにしています。登録は無料で、合法的に読み放題という、まさに読書愛好家の夢のようなサービスです。
https://web.d-library.jp/kawasaki/g0101/top/
もちろん川崎市だけでなく全国の多くの市町村で電子図書館のサービスが提供されています。みんなの税金で本が読めるなんて最高です。インターネットを知っててよかったです。
電子図書館は川崎市だけでなくもちろん全国で行われている事業です。地域によって規模はかなり異なるようですが、ぜひ利用してみましょう。
iPadと組み合わせると涙が出るほど最強
私は実際にiPadでかわさき電子図書館を利用してみました。iPadの大きな画面と直感的な操作性が、電子書籍の閲覧体験を格段に向上させてくれます。
ページをめくる感覚もリアルで、まるで実際の書籍を読んでいるような感覚を得られます。
さらに書籍によっては音声読み上げ機能も利用できるため、オーディブルなどのオーディオブックへの課金も必要なくなるかも。
絵本も豊富で読み上げ機能もある
かわさき電子図書館の話ですが、約5,000冊の本のうち700冊が児童書です。現代のこどもはタブレットの操作などお手の物ですから、家にいなきゃいけないときでもたくさんの本を読み放題なのは助かるのでしはないでしょうか。
さらに電子図書館のビューアには読み上げ機能があります。機械音声のためぎこちなさはありますが、じゅうぶん聞き取ることもできるのでお子様の暇つぶしにもおすすめです。
登録から利用までの手順
ここで、具体的な登録から利用までの手順をご紹介します。
図書館の利用登録が必要
電子図書館を利用するには、そもそも図書館の利用登録が必要です。自治体によると思いますが、川崎市ではオンラインで事前登録が可能でした。
事前登録をしておいたので、図書館に行き登録時に表示された登録番号をスクショで伝え、身分証明書を提示するだけで図書館利用カードの発行ができました。約3分。足を運ばなくてはいけないのは正直面倒ですがこれだけは仕方ない。
電子図書館の利用方法
- まずは、かわさき電子図書館の公式ウェブサイトにアクセスします。
- 図書館利用カード番号と初期パスワード(生年月日8桁)を入力。パスワードの変更が求められるので好みのパスワードを入力します。
- iPadのブラウザからサイトへログインし、読みたい本を検索します。
- 本を借りればすぐに読むことができます。
デメリットというか課題点
電子図書館とiPadの組み合わせには、驚くほど多くの利点がありますが、それでも完全に問題がないわけではありません。現在のところ、いくつかの課題点が存在します。これらを理解し、期待値を正しく設定することは重要です。
5,000冊とはいえまだまだ冊数が少なすぎる
一つ目の課題点は、利用できる本の数です。かわさき電子図書館では約5000冊の本を提供していますが、これは一般的な物理図書館が提供する数十万冊と比較するとまだまだ少ないです。
私の場合、魚類や昆虫など自然科学系の本をひたすら読みたいのですが非常に少ないです。やはりジャンルとして多いのは「文学」「児童書」ですね。
特定の専門書や最新の本を探している場合、見つからないこともあります。
それでも、AmazonのKindle Unlimitedのように蔵書数は多いけど価値の低い本ばかり並んでいるわけではありませんので満足度は高いです。さすがは図書館だけあって、本のクオリティはある程度保たれています。
Kindle UnlimitedやPrime Readingを契約していたこともありましたが、マジでしょうもない本ばかりなのでまともな本を探すのに時間を費やしてしまいました。読みたい本が見つからない時間は本当に無駄です。
一度に借りられるのは3冊まで
二つ目の課題点は、一度に借りられる本の数です。現在のところ、一度に借りられるのは3冊までとなっています。これは一部の読者にとっては制約となるかもしれません。
一度に多くの本を読みたい人、または一冊を読み終えるのが早い人にとっては、もう少し借りられる本の数が多いと便利です。
他の人に借りられていると予約して待つ必要がある(予約は3冊まで)
三つ目の課題点は、本の予約システムです。他の人が借りている本は、その人が返却するまで待つ必要があります。また、予約できるのも3冊までです。これは人気のある本については特に問題となる可能性があります。
データなのになんで待たなあかんねん、と思うところもありますが、電子書籍も通常の本と同じように1冊ずつ購入したものを貸し出しているため、こうした制約があるのでしょう。
これらの課題点は、電子図書館がまだ新しいサービスであることを考えると、必然的なものかもしれません。
これからの改善と発展に期待するとともに、今の段階での利用でも十分に魅力的なサービスであることは間違いありません。
文字のサブスクは今すぐ解約してOK
電子図書館とiPadの組み合わせは、これからの読書スタイルに革命をもたらすと確信しています。無駄に印刷物を増やさずに済み、旅行先でも好きな本を読むことができるのは、とても便利です。
また、無料で合法的に読み放題というのは、これまでにない読書体験を提供します。この記事が、あなたの新たな読書ライフスタイルの一助になれば幸いです。
ぜひ皆さんの地域の電子図書館を利用してみてください。以下のサイトから電子図書館を実施している図書館を確認することができます。お住まいの市町村が対応しているか確認しましょう。
https://aebs.or.jp/Electronic_library_introduction_record.html
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