どもども、おもくらです。
今回は筆者が日頃から愛用しているOura Ringを紹介します。
今回はOuraRingとレム睡眠について挙げていきます。
OuraRingとは
簡単に言うと、指輪型の活動量計および睡眠モニター機器です。
いまでは、Apple Watchなどスマートウォッチ全般に搭載されているありふれた機能ですが、明らかに異なるのが指輪型と言うことです。
装着するとこんな感じです。
筆者は主に睡眠測定をメインに使用しており、寝ている時に邪魔になりにくいという点でOuraを選びました。
実際、全然気にせずに眠れます。
睡眠不足の日本
さてご存知でしょうか？実は日本は世界と比べ睡眠偏差値が非常に低いのです。平均６時間程度という話もあります。
筆者は仕事柄、認知症やうつ病など精神疾患を対象にしており、これら原因につながる睡眠不足は非常に危惧しています。
単純に言っても６時間睡眠は非常に良くないと言い切れます。
睡眠不足になると、認知症やうつ病の発症リスクの増大、肥満、心疾患などあらゆる疾病リスクが増大します。
かくゆう私も睡眠の必要性は自覚しつつも平均６時間睡眠の生活を続けており、それで体調を崩したことを機に睡眠を見直す中でOuraRingに出会いました。
OuraRingをどう活かすか
スマートウォッチでもOuraと同様のデータが表示されます。
問題はこのデータをどう活かすかでしょう。
Ouraの場合、起床後に専用のアプリを起動するとデータがアップロードされ分析結果として表示されます。
まずはこちらから、睡眠時間は入床から起床までの時間です。
そして、合計時間というのが実際に眠った時間です。
私の場合、45分ほど寝ていない時間が含まれています。
ここが一つポイントになりますが、睡眠時間を取っているつもりでも実際に眠れている時間はそれより短くなるという点です。
つまり、７時間寝たつもりでも実際は６時間しか寝ていないということもあります。
このように細かく表示されます。
レム睡眠と深い睡眠は重要なポイントです。両者９０分以上とれると良好です。
ちなみにレム睡眠の測定は難しいというのが定説であり、この表示が正確という保証はどのデバイスでも同じなので参考程度に受け止めてください。
と言っても感覚的にレム睡眠がとれたかどうかなんて分からないのでこれを頼りにしていく必要があります。
睡眠状況を図式化してくれています。
深い睡眠は入床後にレム睡眠は明け方ごろに多くなっている傾向が分かります。
このような睡眠状況の図式化は非常に有用で、今後は実際の医療に役立つ機会があると思います。
眠れないと言っても一様であり、眠れていると思っても実際は異なるということもよくあります。
注目したいレム睡眠
レム睡眠は急速眼球運動を伴う睡眠状態であり、そこからレムという名前がついています。
余談などで詳しことは省きますが、一般的にはレム睡眠＝浅い睡眠と考えられがちです。
ここもポイントで、レム睡眠＝浅い睡眠は間違った認識です。
ここの図にあるようにレム睡眠と浅眠は別々に表示されています。
大事なことはレム睡眠を軽視しないことです。
レム睡眠の価値
レム睡眠中は夢を見ます。というか、レム睡眠中は「夢を覚えていられる」ので夢を見たと言えるのです。
深い睡眠中も夢を見るそうですが、覚えられないため「夢を見た」という実感がないのです。
また、悪夢というのもありますが、これはレム睡眠がなんらかの障害にあった際に起こると考えられることもあります。ちなみに、睡眠中に大声を出したり、身体を激しく動かすレム睡眠行動障害というのもあります。
少し話が脱線してしまいました。
ここでお伝えしておきたいのは、夢を見ることは悪いことではないということです。
夢を見てる時はレム睡眠中にある可能性があるからです。
さて、肝心なレム睡眠の価値ですが、どうやらレム睡眠中に脳の再生、アップデートが行われているのが最近の研究で明らかになってきています。
例えば、アルツハイマー型認知症の原因物質とされるアミロイドβやタウ蛋白の蓄積を防ぐ（除去？）ことをしている一番の時間帯がレム睡眠中と考えられるようになってきました。
また、脳新生を促すBDNFの分泌もこのレム睡眠中が活発になると考えられています。
詳しいことは専門家に任せるとしても、やはり今後は単純に眠れたという量ではなく質にも関心を持つ必要があると思います。
特にレム睡眠がどれくらいかが重要です。
レム睡眠は明け方に起こりやすい
人にもよるのでしょうが一般的にレム睡眠は明け方に起こりやすいようです。私はその傾向にあります。
最近まで５時に起きていたのですが、そうするとレム睡眠が90分を切るので６時起きに変えました。
不思議なことに習慣的に５時に一度目が覚めますが、起き上がらず2度寝してもレム睡眠が出ました。
これがいいのか、測定は正確なのか分かりませんがレム睡眠の効能を知っているとそれに賭ける価値はあると思っています。
朝の支度の時間がタイトになりますが、ベストコンディションで毎日を送るには必要な投資と思えます。
今回はOuraRingの活かし方とレム睡眠について挙げました。
次回はOura Ringの活かし方の続きをお伝えします。
おもくらでした。
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