こんにちは。おもくらです。
春といえば何を思い浮かべますか?桜?卒業シーズン?花粉症?
そんなことではこの素晴らしい春を存分に味わうことはできません。
春といえば「ボイルベビーホタテ」これに限ります。
この記事では、なぜベビーホタテが美味しいのか、どんなものを買えばいいかお伝えします。
ベビーホタテとは?

ベビーホタテとは、その名のとおりホタテの子供を指します。
水産業界用語では「ベビホ」といいます。
ホタテの養殖は海にイカダを浮かべ、ホタテの赤ちゃんをくっつけたたくさんのロープを吊るし、餌を与えることなく天然の海の栄養のみで育てる方法をとっています。
毎年この時期から、ホタテの成長度合いに応じて小さなホタテを間引く作業が行われます。
その際に発生するのがベビーホタテ(ホタテの稚貝)です。生後約1年程度経過したものです。
魚やエビ、カニなどは資源管理の考え方からすると小さい個体を食べるのは一般的によくないことですが、ベビーホタテは間引く際の副産物のため資源にやさしいという特徴があります。
さらにホタテの養殖は魚の養殖と異なり餌を与えることがないので、海を汚さないという特徴もあります。まさにエコな養殖方法です。
多くのスーパーでは「蒸しほたて」で売られている

ベビホは多くのスーパーでは「蒸しほたて」として販売されています。
養殖の副産物であることから価格も大きなホタテと比べると非常に安価です。
おつまみやサラダはもちろん、バターと醤油でさっと炒めるとおかずにも最高です。
ちなみにハゼ釣りの餌としてもよく利用されています。この時期のベビーホタテがハゼ釣りには最高なんです。
狙うべきは「チルベビ」

冷凍技術の発達した現代社会。水産製品は多くの場合、冷凍の原料を解凍してから加熱等加工を行い、さらに冷凍してスーパーなどの小売店に運ばれ、そこからさらに解凍して販売されます。
ただしこの時期のベビーホタテは産地で蒸してそのまま冷凍せずに流通しているものが販売されることがあります。
こういった冷凍ではない製品は、「ベビホ」のチルド品、ということで業界では「チルベビ」と呼ばれます。
チルベビは柔らかくて余分な水分が残っておらず、まさに極上の味わいです。
スーパーでベビーホタテを見つけた際は、「無冷凍」とか書いてあるものがあったら即買いしましょう!
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