こんにちは。おもくらです。今回もまたオーケーストアネタです。
これまでのオーケーストア関連記事は以下をご覧ください。


オーケーストアにはこれまでに紹介した一風変わった水産物も販売されていますが、大きなポップでひときわ強く販促されているのが、今回紹介するバナメイエビです。
この記事では、バナメイエビとは一体何者なのか、なぜ安いのか、おいしい食べ方などを紹介します。
バナメイエビは世界中で養殖されているエビ

バナメイエビは、クルマエビの仲間(クルマエビ科)に属するエビの仲間です。
原産地はメキシコからペルーあたりの東太平洋です。
ただし天然ものはほぼ全く流通する事はなく、一般的に出回っているものはすべて養殖ものと言って間違いありません。
クルマエビ科にはクルマエビのほか、今や高級エビになったブラックタイガーや芝エビなどがあります。
バナメイエビはオーケーストアだけでなく全国、全世界で現代の主流になっている食用海老です。
養殖のエビというと一昔前はブラックタイガーエビが有名でしたが、20年ほど前からはバナメイエビが養殖エビの主流となっています。
安くて美味しい庶民の味方としてスーパー、飲食店、回転寿司、加工食品などあらゆる用途に用いられています。
バナメイエビはなぜ安い?ヤバいものでも使っているのか?
ではなぜバナメイエビはこんなにも安く出回っているのでしょうか。
その理由はずばり『養殖に適しているから』です。
バナメイエビが養殖に適しているポイントは主に以下のようなものがあります。
- 水中を遊泳する習性があるため池や養殖容器のを立体的に効率よく使える
(対してクルマエビは砂に潜る習性があり、広い底面が必要) - 病気に強く高密度の養殖が可能
- 成長が早い
- 味が良い
このような生物学的な特徴のおかげで、バナメイエビは世界中で盛んに養殖されています。
国産バナメイエビは生食(刺身)可能
実はバナメイエビは日本でも養殖されています。
ニッスイが手がける国産陸上養殖バナメイの『白姫 (しらひめ) えび』や新潟発のこちらも陸上養殖の『妙高ゆきえび』などのブランドがここ数年で生まれています。
陸上養殖とはその名のとおり陸上で人工的につくった環境で養殖することです。陸上養殖技術は急速に発達しており、今後も国産の陸上養殖バナメイは増えてくることでしょう。
国産の大きなポイントはお刺身で食べられることです。
スーパーで見つけた白姫えびは頭付きの状態で、お刺身用の表記がありました。
筆者はまだ食べたことがありませんが、身がやわらかく甘みのあるバナメイエビはお刺身でも美味しいはずです。
バナメイは殻付きを買うのがおすすめ

オーケーストアではむきえびと殻付きの両方のバナメイエビが販売されていますが、筆者は断然殻付きをおすすめします。
というのも、むきえびは乾燥防止や歩留まり向上のため保水剤(ph調整剤)が使われています。
要は加熱しても縮まず、ぷりぷりの食感を保てるようになっているのです。
殻付きのエビは保水処理を施すことはありません。そのままのエビです。
ph調整剤は安全性が認められている食品添加物です。使用の是非については意見はありませんが、味や食感は明らかに殻付きのほうが美味しいです。
エビの食感はよくぷりぷりと表現されますが、本来はサクサクした食感だと思います。
保水剤(ph調整剤)を使用したエビが一般的なため、多くの方は本来のエビの食感を知らないのではないでしょうか。
オーケーのバナメイはちょうどよいサイズで最高

私がオーケーストアでバナメイエビを買う理由は、サイズと量のちょうどよさです。
他のスーパーでは2サイズくらい小さかったり、パックあたりの量がやたらと少なかったりさらに高かったりすることが多いです。

このように表示されている31/40サイズというのは冷凍エビで一般的な規格で、1ポンド(453.6グラム)あたりに入っているエビの量を表しています。
453.6グラムあたり31~40尾、つまり1尾あたり11.3~14.6グラムくらいとなります。
サイズが大きい方が単価が高く、スーパーによっては安く販売するため51/60サイズを使っていることもあります。
エビを買うときはグラム単価だけを見ていては損することもあるので注意しましょう。
この記事を読んだ方にはぜひお近くのスーパーでバナメイエビを買ってみてください。
おすすめの調理方法はエビマヨやエビチリです。
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